11月23日(水)「描かれた袋井と東海道」展のギャラリートークを開催しました。担当学芸員より、資料館一階展示室【第1展示室】において、東海道五十三次絵巻の内容や東海道名所膝栗毛画帖の制作背景などについて、エピソードも含め解説しました。
近藤記念館多機能1【第2展示室】では、トッパン・フォームズ社が手掛けた歌川広重「保永堂版 東海道五拾三次絵巻」の制作過程、絵巻の一斉展示などの新たな展示の試みや東海道分間延絵図の見方などについても解説しました。
参加の皆さんは大変熱心で、質問タイムでは積極的に発言され、終了後も学芸員へ質問する姿が見られました。皆さんと貴重な時間を共有出来たことは、大変うれしく思います。ありがとうございました。
東海道五十三次絵巻は絵巻ですが、文と絵図で構成され、道中記の形式になっています。
東海道名所膝栗毛画帖 十辺舎一九の滑稽本「東海道中膝栗毛」をもとに制作されました。
保永堂版 東海道五拾三次絵巻 日本が世界に誇る「和紙」越前和紙【鳥の子和紙】(ロール)を使用しています。
「東海道分間延絵図」200年前の袋井宿周辺の状況を詳細に知ることができる資料です。