「岩松寺の歴史と文化展」 ただ今準備中! その2

 数十年ぶりに開かれた岩松寺本尊を納める宮殿(くうでん)と呼ばれる精巧な造りの厨子(ずし)の奥壁に墨で書かれた文字を発見しました。話には聞いていたものの、直接目にするのは初めてです。キラキラ
 60年に一度しか開かないので、内部は紫外線が遮断され、空気の循環も無いせいか、白木の状態で、350年経っているとは思えないほどです。指輪キラキラ
 墨で書かれた文字には「寛文二年寅年文月吉祥日 奉建立宮殿観音菩薩」と見え、左側に「篠ヶ谷山住僧 明王院真秀地蔵院応真 敬白」と当時寺内を構成していた明王院と地蔵院のサインが記されています。
 これで、間違いなく、1662年(江戸時代)、寛文2年に製作されたことが確認できました。数えて352年前のことです。この文字を見て歴史の積み重ねを実感しました。 
 展示はこうした地道な調査の積み重ねを基に組み立てられていきます。〔つづく〕
「岩松寺の歴史と文化展」 ただ今準備中! その2


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