袋井市郷土資料館では
「むかしのくらし体験」のひとつとして、フィルム時代の
カメラやレコードの音楽を聴いてもらっています。
ここ数年、デジタルカメラが急速に発達するとともに、最近では手軽さが追い風となってスマートフォンのカメラが主流となりつつありますが、35ミリサイズのフィルムをカメラに充填して、一枚、一枚シャッターを切っていた時代は遠い昔のこととなってしまいました。今や、プロの世界でも、フィルムの使用は限られているそうです。子どもたちは、ずっしりと重い一眼レフのカメラを珍しそうに手にとって、今のデジタルカメラでも少なくなりつつあるファインダ―から覗く世界を楽しんでいました。
一方
レコードも、もはや趣味の世界の方々の嗜好品となりつつあります。今回、資料館を訪れてくれた小学生の皆さんは、生まれたころから音楽と言えばCDや、もしかしたら、パソコンからダウンロードの世代でしょうか…。
レコードの円盤がくるくると回る中、ゆっくりと針を降ろすと、どこか懐かしい、不思議な音が聞こえてきます。子ども達は、不思議そうに聞き入っていました。