近藤記念館の常設展「
袋井の歳時記」の展示は、市内外の行事や神事を取材に行くことで、常に更新することができます。2月3日は、立春で春の節分行事が行なわれます。その一つ、「
なた餅」の取材に、愛野の個人宅に伺いました。「なた餅」とは、特定の家に伝わる節分行事で、夕方から一臼だけ餅をつき、これをきな粉を広げたミザルに移し、当主が一人で、きな粉をまぶしながらちぎって仕上げます。できあがった餅は、新魂の歳神を加護する鬼に振る舞われ、最後は近所の子どもたちに振る舞い、これを食べることによって厄除を願いました。これは地域の風習ではなく、特定の家に限定して継承されたもので、現在は市内で2軒が行なっています。「
なた餅」の展示は、
近藤記念館で行なっています。足をお運び下さい。
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